音楽の力を感じられるイベント「新人演奏会へ!」
『奇跡のシンフォニー』に出てくるエヴァンのように、素晴らしい音楽を奏でる若き音楽家たちの演奏を聴きに、東京文化会館で行われた、読売新聞社主催の第78回新人演奏会へ行って来ました
この演奏会は日本国内では最も古い伝統があり、日本全国の音楽大学から推薦を受けた新卒生たちが参加しています。
5/3~5/4の2日間のうち、私は5/3(土)のお昼の回に参加。あいにくの雨
でしたが、新卒生の演奏を聴こうとたくさんの人が集まっていました
チケットの回収後、来場者全員に『奇跡のシンフォニー』のチラシが配られました。開場を待っている間、私のまわりにいたお客さんの、「おもしろそう!」「どんな曲出てくるのかな?」「フレディ君が指揮やるの?!」という映画を楽しみにする声が聞こえてきたりして、とても嬉しかったです
さて最初はピアノ独奏で、リスト:<超絶技巧練習曲>第10番 へ短調から演奏がスタート。流れるような素晴らしい演奏であっという間に曲が終わってしまいました。
次にメゾ・ソプラノ独唱やフルート、ヴァイオリン、ピアノなどの独奏が続きます。
私が気になった曲はラヴェル:<鏡>より第4曲“道化師の朝の歌”ピアノ独奏
スペインをイメージした独特なリズムで作られており、始まりのピチカートの音色から道化師が軽やかなステップで踊り、ギターを鳴らして楽しんでいる風景が軽快に表現されています。落ち着きのない飛び跳ねているような弾き方から、恋の歌を歌う道化師の声が街のけん騒に消えていく、切ない部分への演奏の流れが見事でした曲全体を引き締めるラストにも感動です
その後、マリンバやティンパニの幻想的な演奏のほか、バリトン独唱などが続き、新卒生が自身で作曲した作品の発表がありました。とても爽やかな曲で、自分で作曲が出来るなんて・・・と尊敬エヴァンが作曲した「オーガストの狂詩曲ラプソディー」も早くみなさんに聴いていただきたいです
最後はラフマニノフ:<ソナタ第2番>変ロ短調 作品36より第1楽章のピアノ独奏。この曲はラフマニノフが生涯で2曲しか残していないピアノソナタの最後の曲です。情緒あふれる音色と、まるで音の圧力をかけられているような力強い演奏がとても印象的で、息をするのも忘れるほどの迫力のある演奏でした
時に熱く、時に軽快な演奏の数々に、本当に感動しきりでした!歌ったり、演奏したりしている方々の表情がとても豊かで、見ているこちらまで楽しくなります。
楽器を手にし、楽しそうに音楽を奏でるエヴァンや、映画に出てくる他の音楽家たちの演奏を、ふと思い出してしまいました!
ちょっと敷居が高いような気がしてしまうクラシックですが、私のようにあまり知識がない人でも、とても聴きやすく情景が浮かびやすい曲もたくさんあるので、こういったイベントに足を運んだり、CDで聴いたりして、気軽にクラシックを楽しんでみてはいかがでしょう?
また、本作のサウンドトラックにも素晴らしい曲の数々が収録されています!そちらも合わせて聴いてみて下さいね詳しくはこちらをご覧ください
いろいろな音楽に触れたあとに『奇跡のシンフォニー』を観ると、よりいっそう映画の音楽に浸れること間違いなしです
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